メンタルヘルスの病院に行きたいけど、名前が色々あってよくわからない
自分の症状に最適な病院に行きたい
こんな悩みを解決します。
10年目に適応障害を発症。
現在は退職し、ブログを書いて生活しています。
「心の病」を患う人は年々増加しています。
「うつ病」という言葉を知らない人はいないでしょう。
でも、それを治療するための病院のことはあまり知られていません。
本記事では、精神科・心療内科・メンタルクリニックの違いを解説します。
最後は、よくある受診の悩みについて答えています。
ぜひ読んでみてください。
精神科・心療内科・メンタルクリニックの違い
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さっそく答えになりますが、それぞれの違いは以下のとおりです。
前提としては、いずれも心に関する病気を治療するところということです。
ざっくり言うと、
・どこも「心の病」を診てくれる。
・精神科と心療内科は、それぞれ精神、身体の症状がメイン。
・メンタルクリニックは精神科の敷居を低くしたところ。
こんなイメージでしょうか。
「心療内科の本質は内科」ということが理解できれば、違いが分かりやすくなりますね。
精神科
精神的な症状をメインに診断・治療を行うところ。
うつ病・統合失調症・認知症・パニック障害など。
精神科医は、精神障害の診断と治療が専門。
ただし、身体的な症状にも留意しながら診てくれる。
心療内科
身体に現れる症状をメインに診断・治療を行うところ。
意欲がわかない、仕事前に下痢になったり動悸がするなど。
軽度のうつ病なども対象になる。
心療内科医は、身体的疾患の診断と治療が専門。
ただし、心の問題に留意しながら診てくれる。
メンタルクリニック
基本的には精神科と同じ。
精神科に比べて、入院ができない場合が多い(入院用ベッドが無いか少ない)。
また、比較して受診のハードルが低い。
ケースで考える受診先の選び方
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違いを見てきましたが、具体的にどんなときにどこに行けばいいのでしょうか?
精神科に行くべきケース
幻覚や妄想があったり、気力がなく「死にたい」と思うような状態は、急いで精神科を受診すべき状態です。
また、身体的な症状はそこまでなく、うつの様な症状があるときも精神科を勧めます。
心療内科に行くべきケース
不眠や焦燥感といったメンタルの悩みがあり、仕事前に動悸や下痢になるなど身体の
症状がある場合には、心療内科に受診しましょう。
設備がある病院では、内科的な検査を受けられたりします。
どうするか迷うケース
上記を踏まえても、うまく選べないケースはどうでしょう。
診療科目に精神科・心療内科のどちらも入っている病院に行くという方法もあります。
ただ、診療科目は病院側で自由に決められます。
例えば、心療内科が診療科目にあっても、専門医ではないこともあります。
受診前には、専門科目を調べてみるといいでしょう。
よくある受診の悩みと答え
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ここでは、精神科などを受診するときによくある悩みについて解説します。
自分では決められず受診できない
それぞれの違いは分かったけど、自分でなかなか決められない。
結局受診できず、病状だけ悪くなる人もいます。
どうしても自分で決められないときは、普段かかっている医師(かかりつけ医師)に
相談してみるのも一つの手です。
ここで注意ですが、具体的な病院名までは紹介してもらえないかもしれません。
それでも、あなたの症状にあった医師の視点からのアドバイスが貰えるはずです。
医師と性格があわなかったらどうしよう
メンタルの問題で行く病院なので、ここが気になる方も多いでしょう。
治療しに行くのに、それ自体がストレスになったら意味ないですからね。
この不安については、可能な範囲で病院の下調べをすることは大事ですが、それにも限りがあります。
まずは、いいと思ったところに受診し、医師とあわないときには病院を変えましょう。
わたしも一度だけ、受診する病院を変えたことがあります。
個人的には、治療法もガラッと変わって回復に向かいました。
腐っていないかが心配
とくに夏場は「作り置き」の日持ちが気になります。
作ったはいいものの、食べる前に腐っていたということもありえます。
しかしこのデメリットについては、腐るリスクの低い食材を使うなど、対処法はいくらでもあります。
家族など身近な人に受診してほしい
受診すべき本人が、なかなか症状を認めず受診しないケースがあります。
周りの人からすると「早く受診したほうがいいのに」ともどかしく感じてしまいますよね。
本人に「精神科を受診しない?」と促しても受診してくれない。
そんなときには、メンタルクリニック受診を勧めるのも一つの手です。
比較的通院しやすい雰囲気ということと、カウンセリングなどが充実しているところもあるからです。
「カウンセリングで相談だけしてみたら」といった具合で受診を勧めてみるといいかもしれません。
まとめ
○精神科
精神的な症状をメインに診断・治療を行うところ。
うつ病・統合失調症・認知症・パニック障害など。
精神科医は、精神障害の診断と治療が専門。
ただし、身体的な症状にも留意しながら診てくれる。
○心療内科
身体に現れる症状をメインに診断・治療を行うところ。
意欲がわかない、仕事前に下痢になったり動悸がするなど。
軽度のうつ病なども対象になる。
心療内科医は、身体的疾患の診断と治療が専門。
ただし、心の問題に留意しながら診てくれる。
○メンタルクリニック
基本的には精神科と同じ。
精神科に比べて、入院ができない場合が多い(入院用ベッドが無いか少ない)。
また、比較して受診のハードルが低い。
わらはき から最後に一言
メンタルヘルスは、早めの対応が本当に大切です。
自身が適応障害を経験したからこそ断言できます。
まずは近くの病院について、調べてみましょう。