こんにちは、元公務員の わらはき です。
10年間勤務した市役所を辞めて、現在はブログを書いたりしながら、のんびり過ごしています。
この記事は、公務員を辞めたいと思っている『あなた』の助けになりたいと思って書いています。
いきなりですが、私から一言。
まずは休みましょう。
「おいおい、それができたら苦労しないよ…」
![わらはき](https://warajinohakikata.com/wp-content/uploads/2024/06/cropped-IMG_1661-scaled-1-300x300.jpg)
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その気持ち、よ〜くわかります。
私もなかなか休めずに苦しんだので。
この記事を読めば、なかなか休むことができない人も、スッキリと休めるようになります。
あなたの公務員歴や、いま何歳かは、まったく関係ないですよ〜。
多忙を極めた10年目のある朝、突然身体が動かなくなり休職。
精神科を受診し、適応障害の肩書を取得。
現在は、自宅でブログを書いて生活しています。
公務員を辞めたいなら、まず休むべき理由とは
![メガネを外して休憩する人](https://warajinohakikata.com/wp-content/uploads/2021/03/agenda-1355316_1280-1-1024x346.jpg)
まず休むべき理由は、【考えを整理する時間をつくるため】です。
これを言うと、大抵の人からは「考えなんてもう整理できてる」とか
「辞めたい気持ちは変わらない」って返ってきます。
でも、本当にそうですか?
辞めたいと思ってすぐ辞められる人は、考えが整理できている人か、
何も考えていない人です。
ネットで検索なんてしません。
つまり、この記事を読んでいる時点で、あなたの考えは整理されていない。
一方で、きちんと整理したいという思いがあるとも言えますよね。
公務員を本当に辞めたいのか、すぐに答えは出ない
![荒野の中に長く続いている道](https://warajinohakikata.com/wp-content/uploads/2021/03/away-4059471_1280-1-1024x681.jpg)
考えを整理する必要性については、まあ理解できたけど、何で時間が必要なの?
![わらはき](https://warajinohakikata.com/wp-content/uploads/2024/06/cropped-IMG_1661-scaled-1-300x300.jpg)
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少しだけ、私の休職時の話しを聞いてください。
私、体が動かなくなって休み始めた日のこと、実はあまり覚えてないんです。
唯一ハッキリ覚えているのは、「あー、ヤバい。仕事行かなきゃ」って思っていたこと。
体が動かないのに、その心配じゃなくて仕事のこと考えていたんです。
当時のことを妻に聞いてみると、「職場に申し訳ない」って泣きながら繰り返していたようです。
1歳の息子にも心配される始末。振り返るだけでもゾッとします笑。
それからしばらくは、何も考えられず、廃人そのものでした。
もしかすると、あなたと私の状況では、程度の違いがあるかもしれません。
「そこまで病んでないよ」って。
でも、元廃人の私が言えるのは、辞めたいと思った時点であなたの心は
枯れる寸前かもしれないということ。
これ、水が飲みたいと思ったときに体はすでに水分不足になっているのと同じようなものです。
そんな状況で、すぐに冷静に答えが出せるわけがないと思いませんか?
あなたが公務員を辞めたい本音をはっきりさせる
![白いドアが複数並ぶなか、一つだけある黄色いドア](https://warajinohakikata.com/wp-content/uploads/2021/03/doors-1767563_1280-1-1024x546.jpg)
廃人だった私も、休職が3か月過ぎたころ、ようやく冷静に考えられるようになりました。
最初に思ったのは「あ、普通に休めた」です。
泣くほど心配していた仕事は、ちゃんと私なしで回っていました。
当然といえば当然です。
回らなかったら大問題だし、組織のくせに自営業と変わらないので笑
さらにいうと、あなたが休んだ場合、その仕事を代わりにやる職員は、それも含めてその職員の仕事です。
それが組織というものです。「自分が休むと迷惑をかける」なんて思わなくていいんです。
休むことがあなたの仕事です。
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公務は、責任が重くのしかかりますよね。
でも、あなたの健康より、命より大切でないのは確かです。
また、辞めたいと思う理由は、今あなたが考えるほど単純じゃないです。
私は、激務そのものではなく、それによって家族との時間が奪われることが一番つらかったです。
休職後しばらくして、この本音にようやく気づけました。
この辞めたい本音に気づいて初めて、辞めるのかどうかをしっかり考えられる段階です。
あなたの純粋な思いにあなた自身が気づけるようになるまでは、ゆっくり休みましょう。
辞めるか悩むのはそのあとでいいです。
公務員を辞めることは甘くないし、もったいなくない
![甘いか甘くないかわからない果実](https://warajinohakikata.com/wp-content/uploads/2021/03/pear-2228918_1280-1-1024x682.jpg)
でもさ、公務員=安定でしょ?
それ辞めるって、もったいないし、甘いような・・・
![わらはき](https://warajinohakikata.com/wp-content/uploads/2024/06/cropped-IMG_1661-scaled-1-300x300.jpg)
この、公務員を辞めることは甘いのか、もったいないのかどうか論争。
せっかくなので、ここで決着つけときましょう。
といいながら、答えはどちらでもないです。
というより、どうでもいいです笑
だってこれ、誰かの意見ですよね。
あなたの人生のあなたの仕事の話しなのに、口出しするなって話しです。
最終的に辞めようが辞めまいが、あなたの選択は尊重されるべきです。
周りのこんなしょうもない意見に流されることが、一番もったいないですから。
休職の流れ
最後に、実際の休職についてですが、やり方なんてありません。
とにかく仕事を休む。これだけ。
そして、一度精神科の受診をオススメします(状態にもよりますが)。
これが嫌で休まない(休めない)人もいると思いますが、内科受診と一緒ですよ。
心が風邪を引いていないか確認するための受診ですから。
もちろん診断がおりなければ病休や休職扱いにはなりません。
ですが、すでに仕事に向き合いたくても向き合えない状態であれば診断はおります。
まずは受診してみましょう。
まとめ
・公務員を辞めたいと思ったら、まずは休む
・休むことで、考えを整理する
・辞めるか考えるのは、休んだあとでも遅くない
・周りのしょうもない意見を気にしない
わらはき から最後に一言
公務員を辞めたいと思うことは、悪いことではありません。
その気持ち、大切にしてくださいね。
そして、繰り返しになりますが、まずは休みましょう。
休むことで、ゆっくり自分自身と向き合ってあげてください。