「公務員を辞めたいけど、辞めて後悔はしたくない」
「このまま辞めないほうが良いような気もする」
こんな悩みに答えます。
はじめに結論です。
上記のように悩んでいる人には、退職をオススメできません。
本記事では、後悔しない退職のために重要なことを解説します。
それではさっそく見ていきましょう。
10年目に適応障害を発症。
現在は退職し、ブログを書いて生活しています。
公務員を退職したい人の心理状況
冒頭のような人に退職はオススメできない理由。
それは「まだ自分で判断していない、できていないから」です。
辞めたいときによくある考え
公務員を辞めたいと思ったとき、だれでも退職後のことが不安になります。
そして、実際に公務員を辞めた人のことを知ろうとします。
「退職して良かった」という意見を知って、少しでも安心したいからです。
「この人も辞めて良かったと言ってるから、やっぱり辞めよう!」
簡単にこう考えたくなります。
これ、わたしもまったく同じでした。
でも安心を得るだけでなく、ここからもう一歩踏み込むことが大切です。
価値観は人それぞれ違う
ネットなどで出てくる「退職して良かった」という意見。
これはあくまで他人の意見です。
あなたの置かれた状況とは全く違うし、価値観も違う他人の例です。
もちろん参考にするのは良いことです。
ですが、鵜呑みにしてはいけません。
あくまで退職したいのはあなたです。
ここを曖昧にしてしまうと、後悔することになります。
タイトルの【考えが甘い】とは、他人の意見を鵜呑みにすることが甘いという意味です。
公務員を退職したいときに考えるべきこと
それでは、後悔しない退職のためになにを考えるべきか。
これを見ていきましょう。
公務員をやりきったのか
退職したいと思ったとき、退職後のことばかり考えてしまいがちです。
でも、まず考えるべきは公務員の仕事についてです。
あなたは、公務員をやりきって退職するのでしょうか?
そうでなければ、退職を後悔する可能性が高いでしょう。
ここでいう「やりきった」は、仕事ができたかどうかではありません。
あなたなりに仕事と真剣に向き合い、業務を遂行できたのかです。
係内のだれにも負けないスキルがありましたか?
同期のだれよりも真摯に仕事をしていましたか?
安定した公務員という肩書に甘えていませんでしたか?
こういう問いに、あなたなりに答えを出してください。
退職を考えるのはそれからです。
辞めたい理由は適切か
辞める理由がはっきりしていないと、退職後も正しく進めません。
あなたはなぜ、安定している公務員を辞めたいのですか?
辞めることが目的になっていませんか?
辞めたあとの計画は具体的ですか?
こんな問いに答えを出しましょう。
ちなみに、公務員をやめる理由が「面白くないから」という人がいます。
こういう考えの人は、退職後も面白くなることなんてないので、そのまま働きましょう。
はっきり言って仕事を舐めすぎです。
真剣に働いていれば、少なからず自分の仕事に面白さを見つけ出すことができます。
仕事の先に住民がいる公務員であれば、なおのことです。
失うものを理解しているか
公務員を辞めるのであれば、退職したあとに希望をもつでしょう。
ただ、退職すれば得るものだけでなく、失うものも必ずあります。
ボーナスだったり、ローンが簡単に組める身分などは表面上のものです。
ほかにも多くを失います。
たしかに「公務員を辞めて失うものはない」という意見があります。
ただ、一度落ち着いて、それが本当かを自分の頭で考えてみてください。
公務員を退職して良かったと思えるかはあなた次第
後悔しない選択
本記事では、公務員を退職したい人の心理状況や退職するときに考えるべきことを解説しました。
ここでひとつ確認です。
冒頭のような人に退職をオススメできない理由って覚えてますか?
それは「まだ自分で判断していない、できていないから」でしたね。
そう、最終的に一番言いたいのは「わたしの意見も鵜呑みにするな」ということ。
ただ、参考にはしてみてください笑
なんだか本末転倒だと思うかもしれません。
しかし、これが本質です。
他人はあくまで他人。
あなたの人生の主役はあなたです。
あなたが判断したとき、そのときに後悔しない選択ができます。
これを忘れないようにしましょう。
まとめ
公務員を退職したい人のよくある心理状況・・・
「退職して良かった」という意見にすがりたい
ただ、その意見とあなたとでは価値観が違う。
他人の意見を鵜呑みにしているようでは考えが甘い
公務員を退職したいときに考えるべきことは・・・
・公務員をやりきったのか
・辞めたい理由は適切か
・失うものを理解しているか
←ただし、あなたからするとこれも他人の意見
公務員を退職して良かったと思えるかどうか・・・
あなたが自分の判断で決めたときに初めて後悔しない選択ができる
わらはき から最後に一言
他人に流されず、自分の思いときちんと向き合う時間をとってください。
あなたが自信をもって判断できることを、わたしも祈っています。